役員からのご挨拶
副代表理事
篠原勤 TSUTOMU SHINOHARA
現在経営コンサルタントの私の父は、東京の下町で江戸から続くガラス風鈴を製造する家で生まれ育ちました。今は父の兄(儀治氏:大正13年生まれ/東京都名誉都民、江戸川区無形文化財保持者)が篠原風鈴の名を受け継ぎ、「江戸風鈴」の看板を掲げる本舗は私の従兄弟の裕氏が社長を務めております。江戸時代から続くガラス風鈴という伝統工芸の伝承者は、今日では日本に僅か二件しか存在しておらず(いずれも私の従兄弟)江戸川区にある篠原風鈴本舗では、日々、日本はもとより海外のメディアからの取材や講演の依頼があり、親戚である私でさえ訪問することに気を遣う状況です
そんな多忙を極める中、篠原風鈴本舗では、一人でも多くの方に「日本が世界に誇れる音の文化を持っていること」「江戸から伝えられている和の音色がどのようにして作られているか」を広めたいという思いで工場見学の受け入れを開始し、更にガラス風鈴の製造体験も受け付け始めたのです。集中力と感性を大事にする江戸職人が、仕事場を一般市民に見学させるということは、当時としてはかなりセンセーショナルでしたが、「伝統とは今の人々によって理解されてこそはじめて存在する」という理念が世間で大変高い評価を得ました。多忙を極める中、海外の大学などでも江戸風鈴の製造実演を行い続けてきた篠原風鈴本舗の皆々の先進的な考え方とチームワークによって、その後の伯父は74人目となる「名誉都民」の称号を受けました。(顕彰年月日:平成19年10月1日) 一族である私は、この行動こそがまさに「製造する立場の人間が本来持つべきCSR(企業の社会的責任)精神であると実感し、当NPO法人の設立における発起人の一人として名を連ねさせていただきました。
「お年寄りからお子様に至るまで、もっと物づくりの現場を知ってもらえるようにしたい」日本の工場は江戸の職人時代から長年に渡り閉鎖的な場所でした。それを堂々と公開できる工場は自社の製品にも自信がある証で、このような企業の姿勢には好感が集まります。単純で分かりやすい活動ではありますが、代々ものづくりを行ってきた職人の末裔として、当法人に参加させていただきますので宜しくお願い致します。
■ヒューマンポジティブコンサルティング代表(マーケティングコンサルタント)
「笑う門には福来たる」をモットーにする当法人設立時の中心メンバー。国内初の工場見学体制構築コンサルタントとしても活躍中。工場見学を生涯学習教育の場所に組み込んだ「生涯学習教育と地域づくり」セミナーを開催。ブランド戦略の専門家として、企業・商店・組織・自治体・個人のブランディングを行っている。人情家で正義感が強く気さくな江戸男児。東京都大田区生まれ。
専務理事
斎藤稔 MINORU SAITOH
テレビや新聞などでNPO法人の名が出る機会が以前に増して急増しています。これは、我が国においてNPO法人の数が増加し、その活動も多岐に渡り始めていることが背景にあるといえます
日本はNPO活動後進国といわれておりますが、いずれは海外の先進諸国のように政府や市民からのサポートも高まると考えております。我々の活動も、日本が世界に誇る巨大プラントエリアの一つである千葉県から神奈川県にかけた「京浜京葉工業地帯」に視線を向け、NPOプラントツアーズの理念が広く社会に浸透することができますように頑張りたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします
■大手コンサルティング企業勤務
常に冷静沈着・理性的な人格者である同氏は、篠原副代表とは20年来の付き合いであり、篠原副代表の信任が厚い同志。当法人の第二の拠点であり、日本が世界に誇る京葉コンビナートに隣接する「OFFICE TOKYO BAY」の所長。大型バイクに颯爽と乗りツーリングをする一方で、手先も器用で全ての家事をこなせる同氏は、まさに大胆さと繊細さの両面を併せ持つマルチ人間である。千葉県習志野市在住。
理事(申請準備中)
六鹿太詞 FUTOSHI MUTSUGA
現在、100年に1度の不況と言われておりますが、継続した収益をあげている企業には三つの共通のキーワードがあります。一つ目は「顧客本意」、二つ目は「従業員満足」、三つ目は「地域・環境への貢献」です。外部の環境とマッチした新商品・サービスを生み出す経営革新や地域資源の活用、他組織との連携で顧客本意のものづくりを行いつつ、従業員を大切にし、従業員がやりがいや誇りをもって働ける企業風土を構築、そして、地元の市民とのコミュニケーションや環境への配慮を行なっている企業であると言えます。
日本はものづくりの国です。これは日本の財産であり、底力の源でもあります。ものづくりを大切に考え、共通のキーワードを実現する当NPO法人における工場見学の推進活動に共感し、少しでも多くの経営者や従業員とその家族を幸せにできるならと思い、私も参加させて頂きました。どうぞ宜しくお願い致します。
■日本経営オアシス代表(中小企業診断士)
愛知県岡崎市を拠点に三河全域を中心に全国的な活動を進めている同氏は、エネルギー管理士・環境プランナーERとして、特に環境・資源マネジメントに明るい専門家。企業経営者としても多忙の身の同氏は、誠実で人間性が高く、今後当法人が中京地区における活動を進めていく上で信頼できる大切なパートナーである。「調理師免許を持つ中小企業診断士」として、そのオールラウンドプレイヤーぶりは、まさに圧巻である。愛知県岡崎市在住。
理事(申請準備中)
出森かよ KAYO IDEMORI
私には子供の頃、父の働く製鉄所へ工場見学に訪れた思い出があります。気軽に遊び気分で出掛けたものの、初めて入った工場の雰囲気に圧倒されました。働く人達の一生懸命な姿や物の作られていく不思議な光景、説明を聞いて初めて知った工場の様子…そして何より、父を含めたそこで働く人達に対して尊敬の念を子供心に抱いた事を今でもよく憶えています。
あの当時、工場見学を行っている企業・工場はまだ少数でした。もしも様々な業種・職種の工場見学を子供の頃にもっと経験出来ていたら…今思うと、残念な気持ちで一杯です。 お年寄りから子供に至るまで、私達一般市民がもっと気軽に様々な工場見学をする事ができる場所が増えれば、そこは学校では教わる事の出来ない貴重な経験・体験学習の場となり、物を大切にする心や勤労に対する価値観・そして様々な視野で物事を捉える力を育む場所になり得ると私は思います。結果的に工場見学により企業・地域にも活気が溢れ、地域の活性化や企業・工場の知名度アップ・発展に繋がる事と確信しています。
NPOプラントツアーズの工場見学推進活動に賛同し、私も参加させて頂きました。どうぞ宜しくお願い致します。
■愛知県半田市認定市民団体「街中セミナー推進プロジェクト委員会」代表 「クオリティーシーズン」代表
愛知県半田市に拠点を置いている市民活動家。大手紅茶海外ブランド輸入代理店、全国展開珈琲チェーン企業の出身。プランナーとして店舗開店・運営・企画・営業業務で活躍。現在、主婦として広い視野で「おいしくお茶を飲むためのお店の雰囲気作り」について研究を続ける。温厚な人柄と的確なアドバイスには定評があり「また来たくなるお店づくり」を行う店舗開発アドバイザーとして活躍。紅茶教室・ホームセミナーを企画・運営している人気講師でもある。美容師免許、投信債券外務員資格保有。愛知県半田市在住。
理事(申請準備中)
東條 徹 TORU TOJO
私は現在、外食産業において店舗開発という業務に携わっております。最終的に店舗を立ち上げるまでに、立地のポテンシャルを査定し、お客様のニーズを把握し、適した業態を選定する仕事です。学生時代に工業デザイン学を専攻していたこともあり、物事の背景に潜む問題、ニーズを形にする作業が、今の私の仕事につながっているように思います。
そのような時に、NPOプラントツアーズの活動を知りました。「ものづくり」の背景にある魅力的な仕組み、考え、想い等をNPOプラントツアーズの活動を通じて改めて見直すことが出来れば、工場の地域社会での役割や社会的責任を市民が再認識することにつなげられることが出来ると考え、更には、これらの活動こそが「まちづくり」に貢献できるものと考えております。
仕事柄、多くの方と出会う機会が多く、人間関係を積み重ねて信頼関係を築くということを大事にしていますので、皆様どうぞ宜しくお願いいたします。
■大手企業勤務
大学(工業デザイン学専攻)在学中、ファシリティマネジメントに関する研究、大学施設の外装デザインを行う。また、都市計画について興味を持ち、インドへ建物ツアーを実施。(チャンディーガールの都市見学、バラナシにてガンジス川潜水等)その後、民間企業に就職。店舗開発室に在籍し、多店舗展開をする顧客先の店舗開発業務を請け負う。その他、地主、設計事務所の不動産活用アドバイザー的業務を担当する。趣味は週一回のスカッシュと下町酒場を探すこと。主体的で行動範囲が広く、知識が豊かで理解力に優れている同氏の存在は当法人の活動に欠かせないものとなっている。千葉県木更津市出身。現在、墨田区東向島在住。
理事(申請準備中)
松村 太 FUTOSHI MATSUMURA
初めて「工場」を訪れたのは小学生時代の社会科見学で、それはいい香りの立ち込める夢のような場所でした。それもそのはず、学校給食の「パン」を作る工場だったのです。無機質な銀色の機械が動くたびに、扉の向こうから「コッペパン」が出てくるのを目の当たりにして、魔法を見ているようでわくわくしたのをはっきりと憶えています。
それから久しくして訪れた工場は、仕事でお客様に営業している製品をご紹介する立場になってからでした。見学コースなどなく現場の作業員の方々と同じヘルメットを被り、時には通り過ぎていく作業台を待ち、完成品では見られない裏側をじっくり眺め、わたしもすっかり見学者になっていました。
年齢に関係なく普段手にしている「物」の“生い立ち”は、知らされないまま過ごすよりはるかにその距離を縮め、大切にする“心”へとつながっていくのではないでしょうか。
コンビナートから「こうば」と言われる工場で、最新の機械や人の手によって生みだされる物まで、まだまだ私達の知らない魔法のような世界がいつもの町並みに沢山存在し、その扉を開けるお手伝いができることに心からわくわくせずにはいられません。皆さんどうぞ宜しくお願い致します。
■「松村パーツセンター」代表
老舗の自動車部品工具販売卸売会社を経営する実業家。大学進学のため熊本から上京。卒業後、大手住宅販売会社に就職。営業マンとして福岡で活躍後に家業に就く。卸売りから小売・サービス業への転進を進める経営戦略を発表し、消費者の関心を引き寄せるための販売促進策を講じ続けている。真面目で正義感が強く、心の温かい人情家である彼の人柄を讃える言葉は100を超える。川上哲治氏(読売ジャイアンツ元監督)、内村光良(ウッチャンナンチャン) 氏と同じく熊本県人吉市出身。
地域振興支援専門家(地域振興プロデューサー)
小林 諭 SATOSHI KOBAYASHI
皆様、こんにちは。新潟県阿賀町三川温泉「三川館」の総支配人の小林と申します。私は日々、お客様の笑顔のために「おもてなしの心」をもって従業員一同のチームワークで頑張っております。
私の出身地では「水原(すいばら)まつり」という伝統的なお祭りがあります。そのお祭りは勇壮さ溢れる人が主役であると共に伝統的な灯籠が大きな存在感を持っております。灯籠作りという巧みの技があってこそのお祭りですが、このように地域に残る伝統的な工芸品や民芸品は地域の大切な財産であり、地域振興には欠かせないお宝です。
私はこのNPOプラントツアーズの地域振興支援活動の専門家として、ものづくりとリンクした地域振興の在り方を皆様と共に考えて、支援させていただきます。どうぞ宜しくお願いします。
■三川温泉でナンバーワンの集客を誇る「三川館」は、同氏の経営改革・風土改革の手腕によるものであり、オーナーも女将も絶大な信頼を置いている。阿賀町における地域振興の様々な会議に名を連ねる同氏の素顔は、人懐っこい笑顔とユーモアセンス一杯のトークで常にお客様の笑顔に包まれている「三川温泉が生んだスター」である。近年、地域活性化プロデュース事業に力を注ぎ、よさこいイベント・JAZZイベントを企画・開催させて成功させるなど、地域活性化プロデューサーとしても活躍している。今後、当法人の地域振興支援における専門家として、日本を舞台に躍進することが大きく期待されている。新潟県阿賀町在住。
地域振興支援専門家(地域振興プロデューサー)
関 仁彦 MASAHIKO SEKI
皆さん、初めまして。長野県美ヶ原高原の「山本小屋ふる里館」という旅館でで支配人をしております関仁彦と申します。日々多くのお客様の笑顔に支えられながら標高2000mという別天地にて、お客様の素敵な思い出作りのお手伝いをさせて頂いております。
山本小屋をはじめここ美ヶ原高原にある施設は、何十年も前に美ヶ原を愛した先人たちによって建てられた伝統と歴史ある建物ばかりです。当時は道も開通しておらず、山の男衆が肩に木や資材をいくつも担ぎ、汗だくになりながら雨水でのどを潤し、高原の風に涼みながら何時間もかかる険しい道のりを何往復もして築き上げたものと聞いています。当時の方々の自然を愛する想いや、多くの方に美ヶ原を楽しんでいただきたいという強い信念があってこそのものです。モノづくりにはたくさんの人の心が詰まっています。
私は旅館というお客様と直接に関わる職業ではございますが、だからこそなかなか触れる機会がない工場でのお仕事には非常に興味があります。身近にあるテーブルや椅子に始まり、私たちの周りはモノづくりの心で溢れています。最近は工場見学を楽しまれる方も以前にも増して多くなりましたが、地域の皆さんがその土地の歴史が息づく企業との触れ合いによる、より強いコミュニティ作りに貢献できればと思います。まだまだ私自身も知り得ない技術や職人技に出会えることを想うとワクワクしてきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
■日本屈指の高原宿泊施設である「美ヶ原高原・山本小屋ふる里館」の若き支配人の同氏は、星を愛する心優しき青年であり、同宿で夜開催される星空探訪・天文ガイドの「スカイウォッチングツアー」のガイド役を務めている。無限に広がる大宇宙の広大な星空の下、同氏のソフトな語り口と、おもてなしの心遣いに魅了されるファンも多く、信州・美ヶ原高原の活性化に欠かすことが出来ないプロデューサーである。防衛大学卒業という学歴を持ち、現在は接客・接遇アドバイザーとして松本市・上田市においても活動の幅を広げている同氏は、当法人における地域振興支援の専門家として、更なる飛躍が期待されている。青森県出身。
地域振興支援専門家(地域振興プロデューサー)
山本 博一 HIROKAZU YAMAMOTO
皆様初めまして。栃木県は那須高原の麓、那須塩原市で畳店「山本畳店」として畳づくりを行っている山本博一です。
私が思う畳店の仕事とは、単に畳をつくりお客様に提供するだけでなく、「癒し」もお届けする事です。近年洋風化が進み、畳ばなれが進行している中、より多くのお客様に畳を簡単に分かりやすくご理解して頂く為に、師匠である父と共に日々頑張っています。また、「タタミマン」として、地元の地域活性化イベント「ビューティフルサンデー」という場で活動もしています。
私はこのNPOプラントツアーズを通じて沢山の方々と触れあい、絆を作る事で、様々な地域が活性化されたら良いなと思っています。まだまだ未熟者ではありますが、より多くの「ものづくりの達人」に出会い、触れ合う事を楽しみ、自分自身が成長出来たらと思っています。これから宜しくお願いいたします。
■「畳のことならお任せください!」栃木県那須塩原市の老舗畳店の二代目である同氏は、「和の文化である畳を後世に伝えたい」「自分が出来ることを全力で行いたい」「多くの人を笑顔にしたい」という強い信念を持つ若き匠である。その情熱は「困っている人を助けたい!」という思いに発展し、自ら「タタミマン」というキャラクターを開発。東日本大震災で被災した地域を訪問し、多くの方へ元気と勇気、そして感動を与え続けている。今後の山本畳店において、多くの方が畳作りの製造工程を見学できるようになることを当法人は念願している。温かい人柄でお年寄りから子供達に至るまでファンも多く、当法人地域振興プロデューサーとして、更なる飛躍が期待されている。栃木県出身。